鉄馬を乗りやすく!

毎年5月から8月がハーレーのセールスコア・シーズンである。ショールームでも、新たなお客様との出会いはこの期間がもっとも多くなる。「ハーレーに乗りたいけど自分の脚がチャンと地面に着くか心配」。そんなライダーとしての初歩からの“人生相談”をお請けすることは少なくない。その解決策の第1歩が腰の位置、シート高がカナメになる。【足つき性・座り幅・前後の位置をカスタムサンプルでお試し】

乗馬の世界へ行くとオートバイと共通用語が多い。それは乗馬からの源語がモーターサイクル・ライディングの基礎と同じだからだ。この「ライディング(馬にのること)」も、起源は乗馬から来たもの。【フロントシールドもシート高に併せて】

腰の位置が下がれば目線の位置も変る。身長差もあって一概に言えないが、ノーマルシートで乗ってると、フロントシールドのトップラインが視点と合って視にくい・・なんて体験したライダーも多いのではないだろうか。これはシールドをカスタムパーツに替えると解決できる。乗り手に合わせ馬にもあわせて人馬一体で愉しむことがまた「鉄馬」の原点なのである。

【38機種のモデルから自分に合ったハーレーを選ぶことも重要】

俺だけのハーレーにしたい!

今まで改造バイクは趣味の悪いもの。そんな印象を持たれた。今やもうそんなことはない。ハーレーダビッドソンにあっては、カスタマイズはオーソドックス、かつ革新的な存在を確立している。

【オーナーオーダーのファットボーイ】

我がサービス工場のメカニックたちは根っからのバイク乗りであり、ハーレーがとことん好きだ。彼らに共通する「ハーレーとて速くカッコよく走らなければならない」というのがポリシー。そんな彼らが、これから手がける「亀戸カスタム」は秋にかけて出来上がる。【前回好評を頂いたUS空軍をモデファイしたファットボーイ】

何故か多い「ファットボーイ」のカスタムベース。カスタムベースなら派手なカラーリングがベターではないだろうか。ともあれ「FLSTF」の根強い人気は時代に流れさない。あるオーナーが言ったことを忘れない「俺しか持ってないカスタムなハーレーにしたいね。だって、信号で停まった時、横に同じハーレーで色も一緒じゃつまんねぇ~」・・・これこそが、カスタマイズを求めるオーナーの真の言葉だと思った。

キレイなフロントフォークで!?

ゴールデンウィークを前に、オーナーさんのハーレーダビッドソンの点検整備依頼で入庫スケジュールが過密になってきた。ハーレーは、メッキの輝きもさることながら、“美しいオートバイ”が一般的な評価と見方になっている。ところで、あなたのハーレーのフロントフォークは美しく輝いてますか?【最上級モデルCVO仕様のメッキアウトのフロントフォーク】

路面からくる飛びはねて来る小石、雨水や跳ね上げた汚水。また海岸道路では、潮風がこのフロントフォークに当たります。そんな酷使を強いられているフォークの表面には小傷などから錆びを誘い込んでしまいます。

【悲しい錆びが広がった状態】

道路を走行すれば当然前から風や潮風を受ける。房総半島や伊豆半島などからのツーリング先から帰宅したら真水でさっと塩分を落としたい。そのまま放置すると錆びは広がる。

【手入れされた美しい状態】

塗装技術も進化して「パウダーコーティング」が好評を頂いている。そのパウダーコーティングのメリットを箇条書きにすると・・

  • 塗膜は高強度で耐候性、耐蝕性、退薬性に優れている。
  • 静電気のチカラで圧着塗料のため均一な塗装が可能。
  • 豊富な塗料カラーバリエーション
  • 【パウダーコーティング後】

    パウダーコーティング加工そのものは1万円前後、その塗装のためフロントフォークのオーバーホール(全分解)と車体からの脱着工賃など、車両に少しの違いがあるが、おおむね5万円~6万円で作業を受注させて戴いています。このパウダーコーティングで、さらに10年間は美しくスマートに乗りたいものですね。

    カスタムは高速対応のタイヤから!

    最新モデルのハーレーダビドッソン・ダイナシリーズやXL1200X・フォーティエイトには、「ミシュラン」「ダンロップ」のタイヤが純正化。アメリカ本社工場より装着され出荷されている。世界的にも高速走行化が進み、モーターサイクルも20年前に比較すると、平均速度で10㌔程度上昇しているようだ。【タイヤブランドネームをクローズアップしてペイントしてみた】

    4月14日開通の新東名も120㌔巡航が可能なロードプランと聞く。そんな高速走行に伴ってカーブでのグリップ力、高速道路での二人乗りなど、ひと昔とは違ったタイヤへの環境変化に対応している。            【タイヤがキレイだと車体まで美しく見える】

    タイヤの寿命は新品から約5年間。これを超えると劣化に伴う走行機能の低下が著しく、パンクや空気漏れも少なくない。野外駐車なら劣化はさらに早い。現場からの私観だが、磨り減ったタイヤに無頓着なライダーには、転倒やツーリング先でのパンクが目立つ気がする。

    【左は新品、右の使用限界を超えている】

    ハーレーダビッドソンに視る走行距離と磨耗の相関では、フロント・リヤタイヤ1の交換目安は1万㌔。空気圧はフロントタイヤは(kgf/cm2)リヤタイヤで2.3。タンデムでのロングツーリングなら10%程度加圧したい。

    お尻の痛さはシート次第!

    “30分も走るとお尻が痛くてぇ~”。そんな苦痛をうったえるハーレーオーナーさんには「純正外部品」、云わゆる「社外品」を装着していることが少なくない。デザインや見た目重視で選んだシートと思われるのだが、シート座面が“狭く細い”タイプに、その苦痛の症状は多く見られるようだ。                                   【FLHXストリートグライドなどツーリング系シートは疲れ知らず】【ソフティルCVOは豪華なムードのレザー張り】

    小生、年間のロングツーリングは10回以上、走行距離も5000㌔に及ぶが、使用するメーカースタンダードのシートにはそんな苦痛はまったくない。とは云え、ハーレーオーナーには体格の違いや、足つき性、座り心地には個人差と好みもある。まずは、ノーマルシートでのカスタムをお奨めしたい。            【足つき性を考慮したこのシートは薄く修正後のもの】

    ご覧いただいているのはメーカー純正カスタムのノーマルシートである。共通点は、しっかりとお尻を受ける座面の大きさが決め手と分る。下写真のリヤシートのような四角いタイプ。デザイン優先で“二人乗り”を形式上整えてはいるが、20㌔以上のツーリングには不向きだ。北海道などへロングツーリングならタンデムを思いやり、ライダーと同じ座面を持ちたい。オプションの幅広シートを検討しよう。シートのカスタマイズ、幅や高さの修正や加工は25000円~45000円、お気軽にご相談ください。

    イケメンなカスタマイズに!

    メーカー標準仕様のカラーリングを、すべて塗りかえる「カスタム・オールペイント」。そのオーダーを時々頂く。懐かしい1970年代を彷彿させるものや、さらに旧い年代だったり、1903年創業から始るハーレーダビッドソン・フューエルタンクのグラフィックは、当時流行ったロックミュージックやファッションように歩んだ時代を映しているのだ。【1970年代をイメージアップしたデザイン】

    ハーレーダビッドソンのオーナーさんには、新旧に関らず“自分だけのモノ”を求める方が少なくない。タンクエンブレムとの組み合わせで、ホビー感覚とオンリーワンな世界が創れるのもオーナーの楽しみだろう。

    【純正タンクエンブレムも豊富だ】

    人気絶頂なハーレーダビッドソン フォーティエイト「XL1200X」をさらにカスタマイズしたタンクだ。【メタリックペイントを大きなメラタッチでペイント】

    今シーズンは、“何処にも無い自分だけのカスタム”を手にしてみては・・?趣味に生きると云う究極のアクションがそこにある。

    ☆ カスタムペイントのご用命はショールーム・サービスフロントまで ☆

    カスタムコンテストへ挑戦!

    ハーレーダビッドソン「2012・カスタムコンテスト」へ挑戦・・・!当店のお客様・松本耕司さんからご発注のダイナ・ローライダー。我が亀戸ファクトリー・メカニックの手によりカスタマイズが仕上がった。

    HDJ主催のカスタムコンテスへエントリー。パッとご覧になり、みなさまいかがでしょうか? 皆さまのWebからの熱き1票をお願いします。   【オンリーワンなカスタムペイントが視線を奪う】

    まずペイントへのこだわりは“非対称の主張”とでも申しましょうか、ガソリンタンクの左右、上部からベースカラーを合わせつつもグラフィックデザインが異なり、カラートーンは1970年代のチョッパーをご存知なら唸っていただけるはずです。    【見たことが無いローライダー?でしょう】

    何処へ停めても、その存在感をアピールします。“俺のハーレーだ”オーナーがこれに近づくと、ついニンマリし、他からの視線を感じることだろう。

    【またがる度に愛着が増して行くと云う】

    ハンドルやミラーなど細部にも徹底したカスタマイズを注ぎ込む。             【インジケーターを太股の下へセット】                                   【ペイントカラーと共にカスタムパーツが全体を包む】